さに袋

2Pickとか。さに袋ってなんだ……(真顔)

OoT環境 2Pickまとめ&プロリーグ振り返りまとめ

※使用しているプロリーグの画像はRAGEの許可を得て使用しています。

 

先導者に始まり大商人に終わった十禍絶傑(OoT)環境。もう今環境プロリーグの試合も無いということで、自分の認識の変遷と今期の試合についてまとめておこうと思いました。
長くなりますが適度に読んでいただけると幸いです。
またプロリーグの試合振り返りは横に試合動画を添えないとかなり分かりづらいかと思います。一種の言質残しという面もあるので多めに見てください。

プロリーグの試合振り返りについて

自己評価:100点満点。おおよそ減点式でたまーに好プレイにより加点されます。
ミスの数:小さいものから大きいものまでミスの数です。結果勝ちに繋がっていても逆が正解だと思ったら挙げます。
ミスの評価:判断難易度と勝敗影響度の10段階で数字が大きいほど度合いが高いです。

思想として「与えられた中から正解の択を選んでいくゲーム」というものが根底にあるためミスばかり挙げることになりややネガティブに見えるかもしれませんが、完璧を目指すうえで避けては通れない道ということでよろしくお願いします。

 

 

OoT初期環境

 

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事前評価の時点から「ヤバすぎる」「どうしてブロンズにしたんだ」「低レアでロクに返せるカードが存在しない」と評判であった《老いたる先導者》を中心にOoT環境は開幕します。
また星神の伝説(SFL)のカードが落ちたことにより各リーダーでドロソが不足し、前期までのドロソたっぷり長期戦志向のゲームはかなり様変わりしました。
ロイヤルは新弾のカードが軒並み優秀であったこともあり、初登場からBoS環境まで不動の1位を維持し続けていたネメシスをぶち抜いて誰もがトップと認めるリーダーとして君臨しました。
ロイヤルがぶっちぎりで1位なのは誰が見ても明らかな状況であったので、2位以降の順位付けをするときの評価基準のひとつに「(7T)先導者を返せるか」が存在しました。
自分(および調整チームのこともあります。以下簡略のため「自分」とします)はこの観点から《外界からの侵略者・バジリス》を有し前期までTier1であったネメシスを最初に検討。そして「回れば前期までに引き続き強いのは確かだが、カードプールが広くデッキの強さ・方向性が安定しづらい」という見解を得ます。
また、シルバー以下で先導者を強く返せるもう1つのカード《紅弓のエルフ》を有するエルフは、今期落ちたSFLのカードがあまりにも強いため最初は「地力は高くないが、先導者に紅弓でカウンターし押し切れる盤面を作るメタリーダー」という認識からスタートしました。
 他に評価の高かったリーダーは新カードに《冥界の番犬・オルトロス》《邪魂の流出》を有するネクロマンサー。《イビルコフィン》は事前評価で「進化後3/3ってかなり使いにくくね?」という感じであまり高い評価をしていなかったのですが、使ってみてバケモノじみた柔軟性を持つことが判明しました。

OoTリリースからプロリーグ初戦まで15日ほどあったのですが、そこまでの間に「エルフは《ざわめく森》が戦い方にかなり噛み合っており、新カードが大体強いことからSFLが落ちてもかなりやれる」「《邪魂の流出》という強烈なフィニッシャーを得たネクロは、(3/3展開の先導者との相性の良さも含め)中盤戦の強さと併せて強リーダーとしてよさそう」といった見解を得ます。
また、「ロイヤル以外のリーダーはかなり後攻有利」というところで予感はあったのですがそれが確証に変わった期間でもあります。ドロソが減ったことで後攻の有利がかなり無視できないレベルになりました。

プロリーグ第1節

※試合の直後にやった振り返りの文字ログを残す体制ができたのが3節からなので、1,2節はかいつまんでという形で失礼します。
自己評価:85
ミスの数:1
ミス1の評価:判断難易度8、勝敗影響度4

リーダー順位を
ロイヤル>>ネメシス>エルフ>ネクロ>>(他は低練度)
として開幕試合に臨みました。環境初期であり、5位以降のリーダーを練習する時間は上4つの練度アップに回した方がいいという判断。

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エルフミラー先攻で負けました。普段から《天界の尖兵》にイカれまくっているのですがこのカード、ケアの優先度付けが難しい。(ちなみにここは検討し直してもノーケアが正解だと思いました)
ミスは最後の進化を切ったターン。プレイの方針は合っており進化を切るのはいいのですが、フォロワーの残し方を間違えました。10PP時の除去ケアの選定は難易度が高い。
後攻の有利が出た試合ではありましたが、先導者環境の中、エルフミラーという見ている分には面白いものを見せることができたのはよかったなと思いました。
第1節では先導者の雑パワーによって決まる試合が無く、見ごたえのある試合が多かったと思います(そして後述のnerfにより先導者がプロリーグを荒らすことはありませんでした)

 

この環境での自分の決算はこんな風になりました。(野良ルムマの戦績)

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(量より質の方針でやっていたので絶対数が少なめなのは勘弁してください)
ロイヤル以外の2ndリーダー候補であるエルフネクロネメシスにおいて「後攻が強い」というのが見てとれます(元々の有利のほかにリーダーとして「後攻が強い」寄り)。ロイヤルだけは先7先導者を投げて後攻をねじ伏せていました。

OoT第2環境

プロリーグ第1節が終わった後、RAGE等により長めの間が空いたためOoT初期環境で試合したのは1節のみになりました。
この時はnerf時期の予告もなく(何故かこの時だけ2か月空いていた)、構築組も含めほぼ全員が「この環境であと2節やる」と思い策を練っていました。
そんな中突如緊急nerf情報が舞い降りました。ただ基本的には2Pick担当は「2Pickにはそこまで大きな変化はない(nerf対象がピック率の低い高レアであることが多いため。ブロンズ・シルバーのnerfはそこそこの影響力を持つ)」と考え準備を進めます。
ところがここで2Pickの歴史を揺るがす事件が起きます。

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なんと初めての「2Pick環境を考慮してのnerf」が施行されることになったのです。
これにより《老いたる先導者》はマストピックカードから「割と便利な3/2/3」程度にまで地位を落とします。そして全クラスが《爆砕の傭兵・フィーナ》という一発で返せる札を有している状況になったため前述の「先導者を返せるかどうか」というリーダー評価の軸がほぼ消滅しました(※前線の城壁などもあり横展開の強いリーダーであるため2面以上の処理自体はまだ重宝する)。これによりネクロは少し地位を上げます。
もともと「引いたもん勝ち」になりがちなパワーカードが低レアに少なく、先攻後攻の格差はややきつめではあったものの「先導者がいなくなれば良環境」という意見が見られたような比較的プレイングで捲りやすい環境であるため、これにより群雄割拠の時代が始まります。
ただし《簒奪の蛇剣》《アロアダイ》等の低レアおよび超強力な金虹カードにボーナスがかかっているロイヤルの強さ自体は健在で、Tier0がTier1に落ちた、といった立ち位置でした。
この「ロイヤルがワントップだがその下のリーダーも(特に後攻を引けば)なんとか追随することができる」という状況はOoT環境の終わりまで続きます。

 この環境で練習を重ね、「エルフは安定感と理不尽の押しつけを兼ね備えており、プレイングが難しいが相当に強いリーダーである」「ネメシスがかなり不安定で、下ブレると酷いデッキがそこそこの確率でできる」という見解を得ます。
またネクロは巷では「後攻でないと/邪魂を引けないと勝てないリーダー」という評判でしたが、自分の勝率を鑑みて「先攻でも/邪魂が引けなくても勝てる」と判断しました。
この環境でのリーダー順位は、第2節から第3節、環境が変わるまで変わらず
ロイヤル>エルフ>>ネクロ>ネメシス>>ドラゴン>ビショップ>>(番外)
としていました。

プロリーグ第2節

自己評価:65
ミスの数:1
ミス1の評価:判断難易度6/10、勝敗影響度8/10

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後ロイ-ネメ先。自分のプレイの方向性としては珍しい「ガンガン進化を切って処理不能盤面で押し切りに行った試合」です。これきりロイヤルを見ていないぞ……?
ミスはまたもや最後の進化を切ったシーン。機械像進化がかなり裏目になるのですが、その認識においてワルツ魔弾と女戦士の交戦時1点を合算して突破できるという認識ミスが主な原因でした。これもリターンが大きく、無い手ではないのですが進化を切らない手なりのプレイがまあ正解。
結構致命傷になりうるミスだったのですが、中~大型連打で処理キャパをオーバーしたところにデッキトップから誓いの刃が生えてきて勝ち。悪いが貰った!(5/5/4突進)

プロリーグ第3節

自己評価:70
ミスの数:2
ミス1の評価:判断難易度8、勝敗影響度4
ミス2の評価:判断難易度6、勝敗影響度7

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再びのエルフミラー。コルワギルネリーゼで理不尽パンチを通して勝ちました。
一番大事なところは外さなかった(ここは難易度が高めで結構褒められました)が、2番目に大事なところを外した」といった試合なので70点です。右手がかなり光っておりトップが弱かったら負けていたと思われます。
ミス1は6T目でフィルの使い先のミス。エルフミラー(というか対エルフ)において作りたい盤面の認識が間違っていた大局観のミスです。簡単に言うと「強い進化(紅弓)を切らせるな」。
ミス2はまたもや手なりだったら正解だった場面で7T目。細かい除去のあまりないデッキだったので、相手の《怒れる山神》を綺麗に切らせて対処手段を引かなかったら負けうる、というシーンでした。手札読みまではいいのですが手札を読んだフィードバックのところで思考がバグっており謎のスカアハケアらしき何かを敢行してしまっていました。

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スーテラ2回攻撃気持ちよかったです(小並感)
ここは蜂で処理するのも強い盤面ではあるのですが、プロトバハムートで死ぬため基本的にはスーテラ2回攻撃のラカム残し(手札に蜂残し)で正解。
みんなが選びそうだったエズディアを避けて取ったコルワで要所要所上手いプレイをして勝った試合」といった感じで評判はよかったのですが、結構大事なところを外しているので精進が必要だと思います。
エルフ難しいなあ!

 

この環境での自分の決算はこんな風になりました。

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ネメシス最強!!!(先攻3後攻10引きながら)
2~4番手の勝率は出ているのですが、最優先であるロイヤルの勝率が伸び悩んだ印象。何故先攻の方が勝っているのか
そして先攻不利がどうにも改善できず最後まで悩むことになります。

OoTアディショナル環境

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ドンマイドンマーイ!

構築環境は大きく変わることの多いアディショナルカード17枚ですが、2Pick環境は基本的にあまり変わりません。何故なら「金虹枠のカードは出現率が低いから」。
原則として、どんなに強いクラスカードが入っても多少の勝率上昇で収まってしまうのがアディショナル環境です。最初の節までに結構数を回して「使った新カードリスト」を埋めてみていましたが、3枚くらい使えてすらいないカードができてしまっていました。そのくらい取れないという話。
通例では1枚だけ追加されるニュートラルゴールド枠の影響が一番大きく、今回の《神弓の座天使・リリエル》はそこそこのカードパワーと進化時2面処理という特徴を持つカードであったため、相性のいいリーダーの地位が多少向上していました。
でも環境に一番影響を与えた新カードはこれだと思います。

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実は2Pickの環境変化を見据えてのnerfだった……?
後攻リーダーと言われるネクロマンサーには、先攻で勝つために《邪魂の流出》の他にいくつか意識すべきカードがありその1つがこれだったのですが、4コストになったことで「枚数を取りたい」から「できれば取りたくない」まで評価が急降下してしまいました。
これにより、先攻がきつくなっただけでなくブロンズに「避けたいカード」という足枷を負うことになったネクロが地位を下げます。レイヴンとオシリスは強いと思います
自分は3位に置いていたこのリーダーですが、「ドラゴンが強い」という伝聞からの発見もありこのnerfで一気に5位まで転落します。
ビショップが実は強い」という話もありkeisuke3さん・真春さん等は実際上位においていた模様です。自分は試してみて「理不尽への耐性が低い」「テンポチートしづらい・1-2点が出しづらいため盤面管理がかなりシビア」といった点から6位据え置きとしていました。
この環境は最後まで
ロイヤル>エルフ>>ネメシス>ドラゴン>>ネクロ>ビショップ>>(番外)
という優先度でリーダーを取っていました。

プロリーグ第4節

自己評価:70
ミスの数:4
ミス1の評価:判断難易度6、勝敗影響度7
ミス2の評価:判断難易度6、勝敗影響度2
ミス3の評価:判断難易度9、勝敗影響度3
ミス4の評価:判断難易度8、勝敗影響度6

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相手のキープしたアルテアを最後まで止めて勝った試合です。
ミスが多いように見えますが大別すると「勝ち濃厚の状況でリスクを取って勝ちほぼ確定を目指すかどうか」の判断(2,3,4。こちらは勝敗への影響が軽微です)と、「ある手を取られていたらきつかったミス」(1です)。
ミス1はリーダー固有の問題。ビショップは練度低めなので勘弁してほしい、といったところではあります。ミス4は要反省。

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提示リーダーが678でした(半ギレ)
678になる確率は1/56(1.8%)であるため、練度を上げるのはかなり非効率な行為であり、おそらくプロリーグで勝つことだけを考えるなら「練度上げは1リーダー捨てた方がいい」という感じになります。ただし対面に来ることはあるので戦い方を知っておく必要はあります。普段のアリーナ2Pick配信にはそんな側面もある訳です。

ミス1は1T目。ビショップはエルフ得意の序盤で差をつける動きを後から返すのが難しく、序盤にリードを取られることは極力避けたいリーダーです。
先攻3T目に《森荒らしへの報い》あるいは《不殺の従者》があるときにこの差がつきやすいため、回避できる目がある(2コス除去、実戦では《聖なる教示》がある)のであれば回避しておくべきでした。
2点除去であれば多分撃てていたため、どちらかというとビショップの練度不足寄り。
ミス2と3はともに8T目。攻めのタイミングで2T前に《落とし穴》チェックが済んでおり、進化顔面でほぼ押し切れる、という盤面で基本は進化顔面が正解……なのですが、何故か相手のトップから落とし穴が2枚飛び出してきたため進化温存が正当化されました。有利状況でケアすべきなのはレアケとは言いますが流石に正解を覆す程かというと……?
そしてあまり好きでないエンハ《神罰》を単独で撃っていますが、神罰+《聖なる教示》チョイスが正解だったというのがもう1つのミス。流石に4面の全処理は難しくエンハ神罰より打点が入るだろう、という判断が正解。ただ紅弓・スーテラの複数アクション絡みかつ2T後までまたがる択を読み切る必要があるためかなり正確に判断する難易度は高いです。

ミス4は最後の11T目。除去チェックは大方済んでいますが、《重装のトロール》等のデカブツは《ざわめく森》《妖精の大あくび》にも止められる可能性があるため危険な択になります。
《プロトバハムート》をケアするにはトロールを投げるしかない」と思っておりそれらとの天秤の結果処理しにくいプロバハを優先ケアしたのですが、プロバハをケアしながら(プロバハが来ても殴り勝ちの状況を作りつつ)横展開できる手が1つだけあるのを見落としていました。
これは見つける難易度は高めですが詰めの定石の1つであり、このプレイができてこそプロ。精進します。

プロリーグ第5節

自己評価:75
ミスの数:4
ミス1の評価:判断難易度6、勝敗影響度7
ミス2の評価:判断難易度8、勝敗影響度2
ミス3の評価:判断難易度9、勝敗影響度6
ミス4の評価:判断難易度7、勝敗影響度2

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尖兵にイカれ続ける男と化してます。今回は2T目にも出ててより警戒ハードル下がってるけど何だお前恨みでもあるのか
結果論で言うと真春さんが《嵐の槍使い》と《暗殺術》を引いてくる限り何をしても無理な試合ではありました。

ミス1は初めて触れるピック段階での「流石にこっち」という点。多くの人が選んだ信者守衛を選んでいれば多少展開は変わっていそうだったのですが、この試合直前に4番手に上がったドラゴンの練度が少々足りておらず変換カード(マリオン)の価値を過剰に重く見てしまった節、および侮蔑シナジーカードの見込みピックを嫌いすぎる節がありました。
ミス2は本当に細かいミス。ドラゴンライダーを置くかタルトマンを置くかが多分逆でした。
ミス3は6T目で、手札読みとコーダ+黒鱗が絡む難しい択。択が多くどれにも何かしらの難がある、といった状態。
基本的には「手札読みからコーダがカードにできるタイミングっぽいので投げ、オルカのバリューを遅く使うことで上げる」という方針が正解かなあと結論付けました。結果としてオルカを遅く投げると嵐の槍使いで全滅しますが

ミス4は《嵐の槍使い》でほぼ試合が決した後、10T目。目の前の50%に目がいきすぎて、「原則に沿ったプレイ(不利すぎて50%を引きにいった方がいい)」はしたのですが、「原則に沿わない方が強い(50%を当てる前提でも温存した方が強い)」ということに気づけませんでした。残っている勝ち筋がかなり細いためトップで《嵐の槍使い》を除去できるカードを引ける前提で、その横に《バジリスクライダー》を添える方がよかったという話になります。

何をしても結果的に勝てないとはいえミスはミス。これの一切を無くすことこそが自分の目標です。日々の修練を本番に繋げたい。

プロリーグ第6節

自己評価:90
ミスの数:1
ミス1の評価:難易度8、勝敗影響度3

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2パスして先5アルテアで無事死亡。今までで一番運も択も無かった気がします
負けてもノーミスで択を全正解していれば100点になる減点方式なので、そういう意味では短く窮屈な試合の方が自己評価が高くなる傾向があります。
マリガンが一番択といえそうで議論になっていたので計算してみたのですが、ひとつ収穫になったのが「後攻の《炎精の森》を戻さない方が事故率が低い」ということでした。そのカードあと3日で掲示されなくなるけどな!
詳しくはこちら↓

 試合中唯一のミスといえそうなところが3T目。《月と太陽》を使うと次のターン手札が溢れるため《エルフジェネラル》が投げられなくなる(つまり天秤の存在する択である)のですが、それを加味しても手札に1/2で突進になる《混沌のヴァルキリー》を残しておいた方が捲りの目があるかな、といった感じでした。
2/2のアマテラスを投げること自体の裏目はほとんどないため、相手のフルムーヴを想定して月太→山神と決め打ちした方がよかったかなという結論になりました。

 

OoT環境まとめ

ゲーム破壊ブロンズである先導者で始まり頭を抱えていましたが、先導者nerf後は、比較的多様性があり「引いたもん勝ち」カードも少なく(金虹には散見されましたが)、プレイングで捲る余地があることが多い、いい環境だったと思います。願わくばワルツを2/1にですね
ドローソースの少ない環境が久しぶりに来て、「このゲームは後攻が強い」ということをはっきりと思い出した環境でもありました。この「構築では先攻が強く2Pickでは後攻が強い」という命題を解決するのは大変だというのはよく分かりますが、解決してほしいなあというのは常々思っています。
来期ATS(仮称)は全体的に「2Pickにおいては」カードパワーが高く、前期の召喚士シロウ峡谷を思わせる大怪獣バトルの片鱗が見え隠れしていますが、「不要カードが極端に少ない」という今までにない環境でもあるので結構楽しめそうだなと思っています。

それではまたお昼配信やプロリーグで会いましょう。