さに袋

2Pickとか。さに袋ってなんだ……(真顔)

【2Pick】ピックが終わった後に確認すること【Shadowverse】

引っ越して初めての記事は軽い記事。

いや一応重いのも下書きには眠ってます。

 

自分が野良Pickをするときに、デッキが完成した後デッキのどの部分に着目・記憶しているかという話です。
毎回デッキのスクショを撮ったり、30枚全部記憶できるようなIQの高い人にはあまり関係ないかもしれません(自分も大会など大切な試合では試合前に撮っています)。
これらの要点を記憶しておくことで、デッキすべてを暗記しなくても対戦中に「あー……覚えてない」となることが減るかと思います。
項目ごとに書いていたら結局膨大な量になってしまいましたが、上から順に覚えていられるところまでやっていくといいと思います。

 

時間・関心がない人向けに、チェックしたいポイントまとめ
・2-4コスの枚数
・軽量除去・確定除去の枚数
・リーチの枚数
・リソースカードの枚数
・進化時効果持ちの枚数
・サーチカードで何が来るか
・クラスごとの特性を持つカード
・コンボ要素を持つカードと、そのコンボ先カード

 

 

1. 2-4コスの枚数

 

一番長い項目です。基本的にマリガン時に参照します。「4コストが1枚しか無いのでキープ」「2コストが10枚あるので3コストをキープ」「2コストが5枚なので全力で引きに行く」などの判断用。
対戦が始まって真っ先に使いその後はあまり使わないので、いろいろチェックした後の最後にチェックするといいかもしれません。
2-4コスの枚数とだけ言うとマナカーブのグラフだけを見る方もいるかと思いますが、それでは不足です。
目的として「4ターン目までにプレイしうるカード」の枚数を数えたい訳なので、「2ターン目に使えるカード」を2コスとして数えましょう。
また、先攻と後攻では使えるカードが違います。先攻と後攻、両方での枚数を記憶しておきましょう。
先攻後攻に関して特に押さえておきたいポイントは、
2コス除去およびハンサは後攻でのみ2コスのカードと数える
3,4コス除去も同様(アイアンメイデンなど例外あり)
2/1/3や2/1/4のカードは先攻でのみ2コスのカードと数える。ただしエンジェルナイト/御言葉の天使が多い場合は後攻でも算入してよい
2/1/2や3/2/2以下のカード(御言葉の天使など盤面に干渉する効果持ちを除く)は特に後攻では使いたくないが、そのコストが少なすぎて他の選択肢がない場合のみ算入する
・骨の貴公子などフォロワーが残っていないと特別弱い動きになるカードは、先攻でのみそのコストのカードとして数える
といったところです。

実例
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デッキ画像

このデッキの2-4コスの枚数を数えてみましょう。
まず2コス。2/2/2が5枚、クーフーリンが2枚、ルーが1枚。
他の枚数が十分なのでルーは2コスに算入しなくてもいいでしょう。
クーフーリンも先攻2ターン目に出したくはありませんが、これを外すと5枚と少なくなってしまうので我慢しましょう。2/2/1は妥協です。ということで先攻後攻ともに7枚。
続いて3コス。3/2/3が2枚、3/3/2が2枚、残りが御言葉カイザミニゴブと武装強化。
兎耳とブリッツは問題ないでしょう。この時点で4枚あるので3コスが少ない判定はいらないかと思います。
御言葉は先攻では3/2/3に取られるので後攻でのみ算入したいカードです。先3で出して2/2/1を取ることに至上の快感を覚える人は算入してもいいと思います。
カイザ・ミニゴブはともに2コスのカードを手札に加える3/2/2です。2コスのカード自体が多く4ターン目に2+2の強い動きができそうなデッキなので算入してもいいかもしれませんが、個人的にはスタッツの欠けを重く見て入れない判断をしそうです。
ただしカイザは例外です。出した後のゲームに与える影響が強すぎる2Pick最強カードのひとつなため、テンポロスを承知で3ターン目に出すことが許されます。例外です。
武装強化は先攻3ターン目に使うのが一番強いカードですが、フォロワーが残っていないとゴミになります。それでもまあ先攻3ターン目のカードということで先攻時のみ算入。後攻では更地が返ってくることも多いので数えません。
ということで、3コスは先攻6枚(兎ブリッツカイザ武装)、後攻6枚(兎ブリッツカイザ御言葉)。
最後に4コス。ジェノシャドアサホワジェネの3枚です。
ジェノは標準スタッツ持ちであり文句ないでしょう。特に先攻時は全カードの中でも最強の一枚です。
シャドウアサシンも先攻では強い動きで、後攻でも多くのカードを踏んだうえで強い盤面が残るので問題ないカードです。
ホワイトジェネラルは先攻で兵士が残っていればかなり強いことも多いですが、更地の場合(後攻時には多くがこれ)はただの4/3/3となりやや弱い動きです。2+2進化や純心の歌い手進化などで付け込まれます。
ですが後攻4ターン目の進化5/5は問題ないサイズであることが多く、先攻時に兵士が残っていないことはそう多くはないため、算入していいでしょう(カイザと一緒に来た場合キープは考えましょう)。

ということで、このデッキの2-4コスの枚数は先攻で7-6-3、後攻でも7-6-3となります。自分は「7-6-3の7-6-3」のように唱えて覚えています。

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デッキ画像

もう一つ例を挙げてみます。
まず2コス。フォロワーのみで9枚あります。ただしスウィートヴァンパイアは2/1/3なので後攻時に-1されて8枚。他は大丈夫そうです。
次に3コス。フォロワー3枚に天なる大河、除去が3枚。
サディスティックナイトは3ターン目にはあまり撃ちたくはないですが、盤面で負ける訳でもないので普通に除去として数えます。
天なる大河は盤面では3パスと同義なので3コストのカードとしては数えません。
そしてフォロワーですが、アックスファイターは問題ないでしょう。御言葉の天使とカイザは先述の通り。
また、先攻時に3枚(-御言葉)しかないので「3コスが少ない」判定ができそうですが、2コスが多く更にそこにスコルピオ(3/2/3と相打ちできデメリットも軽いため3PP時にも出せる)が3枚混ざっているため、「少ない」判定をしなくてもよさそうです。いざとなったら2コス→スコルピオと動きましょう。
ということで3コスは先攻で2枚(+スコルピオ3枚で補う)、後攻で6枚。
最後に4コス。ダークジェネラルエウリュアレーメドゥーサ梟のフォロワー4枚+粛清。
標準スタッツのダークジェネラルはいいでしょう。エウリュアレーもシャドウアサシンと同じように問題ないカードです。
メドゥーサは先攻時に本体が進化で取られても1/1が残り、後攻で進化すると最強クラスの動きになる4ターン目トップクラスの動きです。問題ないでしょう。
問題は均衡の大梟です。ホワイトジェネラルから先攻時の優位が無くなったような欠けスタッツカードです。
後攻時はいいとして、先攻時は3点除去や1/2進化など咎められることが多いので算入しない方がいいかと思います。
真紅の粛清は貴重な確定除去であり4ターン目に使いたいカードでは全くないですが、相手の4コスに対して撃てば緊急回避にはなるので少なければ後攻時くらいは算入してもいいでしょう。今回は多いのでスルー。
また、4コスの動きのオプションとして、「毒蛇の一噛み+毒蛇」という動きがあります。先攻後攻どちらでも割と強く使えるので覚えておきましょう。
先攻時には3コスに毒蛇が含まれていないので4コスに算入してしまっていいでしょう。
ということで、4コスは先攻5枚(ダージェネエウメドゥ毒蛇)、後攻4枚(ダージェネエウメドゥ梟)。後攻時に毒蛇を使うこともできます。

これらから、このデッキの2-4コス枚数は「9-2-5の8-6-4」となります。先攻後攻でがらりと変わる例です。
先攻時は3コスが少なく2コスが多いためアックスファイターのキープ優先度が上がったりします。

 

2. 軽量除去・確定除去の枚数

これは文字通り。マナカーブもですがピック時にも意識した方がいいでしょう。
基本的にスペルですが、ミスターフルムーン/クリスタリア・リリィ/ベオウルフなどは確定除去と数えます。フォレストスピリット/よろめく不死者など効果発揮までラグのあるものは数えません(意識には入れておきます)。アックスデストロイヤーはかなり窮屈なプレイングになることが多いので入れないのが無難でしょう。バハムートはなんか違います(雑)。
軽量除去も同様で、やや用途が違うのですが豪拳の用心棒/幻影使いなどファンファーレで除去するものは算入していいでしょう。進化効果での除去持ちや上から取る突進/条件進化などは違うかなと思います。1点除去は基本的には算入しません。

指標として「軽量除去スペル2枚+適当な除去フォロワー2枚+確定除去2枚」くらいの構成が動かしやすいことが多いです。これを基準として確定除去が3枚4枚とある場合は割と雑に切っていい、軽量除去が1枚しかない場合は序盤戦では切りたくない、といったプレイングに繋げます。

ついでですが、全体除去も何があるか覚えておくときつい盤面からトップデックでひっくり返すプランを立てやすくなります。こちらは枚数基準というよりはあるかどうか。

 

3. リーチの枚数

リーチ。自分はよく使う用語ですがあまり一般的ではありません。
手札から相手に邪魔されず相手のライフを削れるカード」の総称です。種類別に激震のオーガ、インプランサー、エンジェルナイト、ニンジャマスターなど。
後ろに行くほど信頼度が低い(邪魔されやすい)です。

リーチが多いほど、手札に見えているリーチが足りていなくても「もう盤面が維持できないので全力で顔面に行く」というプレイがしやすくなります。
また相手のライフが残り少ないとき、デッキに何のリーチが眠っているか考えながらプレイするのはかなり重要です。「ゼウスを引くまで全力で耐える」など。

これに関してはロイヤル以外はそんなに枚数が多くはならないので、ラインナップを覚えておきましょう。ロイヤルもたまに少なくなることがあるので数えてみましょう。

 

4.リソースカードの枚数

今環境は割とリソースの削り合いになるゲームが多く見られ、先攻もガンガンドローしてくるため後攻に胡坐をかいているとリソース量で負けたりします。
「カードを手札に加えるフォロワー」を1枚ドローと考え、デッキ全体で5,6ドロー分くらいのリソースカードがあるとバランスがいいかなという印象があります。
だんだん「このマナカーブとドローカード量だとこのくらいまでは戦える」ということが分かってくるので、その体感に合わせて進化の切り方などを調整しましょう。
カイザはさっさと追放されろ云々

 

5. 進化時効果持ちの枚数

進化時(進化後)効果には強力なものが多いですが、あまり進化時効果持ちを積みすぎると進化権が切れた後に4/3/4や5/4/5のバニラを投げ続けることになり窮屈です。
キャタラクトビーストやギガース、イスラーフィールなどの攻撃時/交戦時効果持ちもここに含みましょう(交戦時効果でもフレイルナイトなど算入しなくていいものもある)。
また、ファントムキャット/ヨルムンガンドやヘヴンリーイージスなどの「進化権を振らないと着地しづらい中~大型フォロワー」も数えることが自分は多いです。
2-3枚程度を基準として、それより多い場合は「できる限り進化効果持ちに進化権を振る」、少ない場合は「自由に振れるが強く使えるカードは1枚しかないのでそれには振りたい」といった方針を考えることになります。

進化権を何に振るのがベストな展開か」というのはデッキを見た時点でしっかり考えておきましょう。

 

6. サーチカードで何が来るか

サーチカードで何が来るか把握しながら戦うのは大切です。バフォメットや天国への階段など範囲の広すぎるものは流石に後回しでいいですが、確定や1/2付近になりやすい古き森の白狼/スターリーエルフ&ウリエルなどは是非サーチ先を把握しておきたいところです。
他にバンダースナッチ/ジャバウォック/アイテールなど直接場に出るカードはゲームに及ぼす影響が大きいため把握が大事になります。
また、フィーナ/ミニゴブ/カオスシップからどのくらい2/2/2以外や守護を持つカードが来るか把握しておくのも大切です。
微妙に趣が異なりますが、ダークアリスでデッキに何のカードが残るか把握するというのもこの項目でしょう。

 

7. クラスごとの特性を持つカード

文字通りです。以下、各クラスで注目したいこと。多いように見えますがクラスごとなので実際はそうでもありません。
・エルフ:フェアリー生成カードの枚数とコンボ(2枚以上プレイ)カードの枚数、手札を減らさない(増やす)カードと手札枚数参照カードの枚数、手札に保持しやすいNカードとNシナジー持ちの枚数
・ロイヤル:軽い兵士カードと兵士バフの枚数、軽いNカードとNシナジーカードの枚数、指揮官カードと指揮官シナジーカードの枚数
・ウィッチ:土の印カードと土の秘術カードの枚数、スペルブーストするカードとされるカードの枚数、手札に保持しやすいNカードとNシナジー持ちの枚数
・ドラゴン:手札を捨てるカードと捨てたいカード(軽いゴミ/キット)の枚数(捨てたいカードはイメージしておくとよい)
・ネクロ:ネクロマンスの合計値/枚数と墓場が多く肥えるカードの枚数、味方フォロワーをコストにするカードと従者/不死者および1/1や1/2の枚数
・ヴァンプ:自傷カードの枚数と回復カードの枚数、復讐カードの枚数
・ビショップ:カウント(主に召喚)アミュレットの枚数とアミュシナジーカードの枚数

個別のカードの話もありますが次の項目で。

 

8.上記以外のコンボ要素を持つカードと、そのコンボ先カード

細かいシナジーの話もありますが、とりあえず明確にコンボ要素を持つカードを列挙していきます。「どのカードとコンボで使いたいか」というのは覚えておきましょう。セクトールチェックはよく忘れます。
ニュートラル:ロキ/サハクィエル/ゾディアックデーモン/鏡の世界/セクトール
・エルフ:レオネル/ヴィスト/フィト/対空射撃
・ロイヤル:ガウェイン/援護射撃/旗印/抜刀術(後ろ3つはゴミに近い評価です)
・ウィッチ:ジンジャー/オズ
・ドラゴン:原初/無謀なる戦
・ネクロ:トワイライトクイーン/ミント/毒林檎/芋虫/セイレーンの涙
・ヴァンプ:ヨルムンガンド/変装の牙/悪魔の鍵/トーヴ
・ビショップ:クルト

 

こんなところでしょうか。結局かなりの量になってしまいました。最初にも書きましたが、全部把握するのは難しいという場合は上から順にできるところまでやるか、デッキのスクリーンショットを撮って見ながらプレイしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。